危機管理の稚拙さをさらした安部総理の無能

安部総理自身の問題もあるんだろうけど、これはブレイン達、特に危機管理担当のアドバイスが悪いですね。
二次災害が予想される場所に、一国の首相自身が行ってはいけないことくらい、素人でも分かります。
やるべきことはそういう選挙向けのパフォーマンスじゃなくて、実質的な救援活動への指示でしょう。
パフォーマンスをやりたいなら、その指示の様子でも中継なりスクープなりさせればいいじゃないですか。

こんなことだから支持率は上がらないし、なんの成果も出さないくせにかっこだけの、気持ち悪いカメラ目線なんて言われるんですよ。
あ、言ってるのは僕です。

今までもひどい首相っていうのはいたけど、これほど生理的に受け付けない首相っていうのは初めてです。

安倍晋三首相は16日午後3時すぎ、地震の被災地視察などを行うため、首相官邸からヘリコプターで現地へ向かった。出発前、記者団に「人命の安全確保、ライフラインの確保、不安を払しょくするため全力を尽くす」と述べた。〔共同〕(15:22)

風評被害時のテレビの功罪

台風4号が近づいてきているので久しぶりに休日おうちでテレビを見てました。
そしたら「噂の東京マガジン」(?)で津市のうなぎの話が出てました。
津市ではうなぎの消費が日本一(?)だそうで。しっかり見てませんでしたけど。

一方、中国産のウナギの問題がニュースになってます。
大腸菌が検出されたとか、発がん性物質や抗菌剤が見つかったとか。
google:news:中国産ウナギ
いくら業者が安全宣言を出してもウナギの売り上げは致命的なダメージを受けてることでしょう。

さて、この時期になんでテレビでウナギの(肯定的な)話題が取り上げられるのか。
最初僕はこのテレビを見てて、業者との癒着かなぁとか、来年の北京オリンピックに向けた中国のイメージ戦略かなぁと思い腹立たしく思ってました。
最近の中国のイメージは食品の安全性に直結してるので、「ウナギ→中国→品質悪い」という悪いイメージの連鎖を断ち切るためにも、「ウナギ→美味しい」みたいな単純な図式に変換したいということかなと。
今の時期、マスコミは絶対に中国のことを悪くは書けませんからね。ニュースとしては報道されても、継続的な食品のボイコットやネガティブキャンペーンまでは絶対にやりません。むしろ、ひとつ悪いニュースを流したらふたつのいいニュースをやるくらいだと思います。
日本の産業は中国の安価な人件費にべったり癒着してしまっているので、これを否定するようなことは、その産業をスポンサーとするマスコミには書けないはずです。

まあそんなことを考えて、腑抜けなマスコミに辟易していたんですが、そんなことを思ううちにふと、「いや、それだけでもないんだな」と思い直しました。

津市のウナギ屋さんが番組では紹介されてましたけど、そのお店を経営している人たちはきっとウナギの風評被害で苦しんでいるんじゃないでしょうか。
中国のダンボール肉まんのニュースのあと、横浜中華街の肉まんの売り上げが落ちていると聞きます。
風評被害は、一部の心無い業者の悪行によって、罪の無い真面目に商売をしている人たちにまで被害を及ぼします。
その人たちは救われるべきです。その役割はマスコミしか担えないように思えます。

中国がどうだとか、ウナギの輸入業者がどうだとかももちろん問題ですが、問題の範囲を明確に切り分け、悪いものは悪い、いいものはいいと断じることが大切だと思います。
いいものであれば守られるべきです。真面目に働く良心的なウナギ屋さんはむしろ今、売り上げを伸ばすチャンスだと捉えるべきです。

マスコミは大勢迎合ではなく、使命感を持って良心的なウナギ屋さんを守ってやってください。

中国産がヤバイ、けど…

ほうれん草、枝豆だけじゃない!中国産うなぎはこんなに危険! ◆ 女性セブン 2002/9/5
中国産食品、輸入うなぎ 3ページ以上 p. 181

輸入汚染野菜?冷凍ホウレンソウだけじゃない、「毒菜」は他にも ◆ プレジデント 2002/9/2
農民連食品分析センター所長・石黒昌孝/残留農薬、冷凍枝豆、厚生労働省、中国産生鮮野菜、冷凍野菜 1ページ程度 p. 27

それでも中国産野菜を食べますか??その現場を一目見れば・・ ◆ 新潮45 2002/9/1
中国、輸入野菜、食料自給率OECDWTO、冷凍ホウレンソウ、残留農薬NPO農民運動全国連合会、農薬中毒事件、産直ネットワーク他 3ページ以上 p. 192

新聞エンマ帖/危ないのはやせ薬だけか? ◆ 文藝春秋 2002/9/1
厚生労働省朝日新聞、読売新聞 1ページ程度 p. 490

中国には農薬中毒が百万人もいる!?日本人研究者が初の現地調査 ◆ 週刊文春 2002/8/29
富山県農村医学研究会、富山県厚生農業協同組合・大浦栄次 3ページ以上 p. 144

今週の眼/悪いことはいわないから食べ物にだけはお金をかけなさい ◆ 週刊宝島 2002/8/28
勝谷誠彦/中国産「毒野菜」、ユニクロ他 コラムなど p. 72

中国産の食品の安全性に関するニュースは最近事欠かない毎日が続いてます。
いわく、ダンボール入り肉まんやら、うなぎから大腸菌やら、輸入禁止の生姜やら…。
もう怖くて、中国産なんて食べられない!と思うんだけど、それでも知らず知らず食べてしまうほど、中国産の食品は暮らしの中に蔓延してると思います。
コンビニ弁当やら格安の食品は、デフレの影響で世に溢れてます。
マスコミだってニュースにすべきはずなのに出来ないのは、真実を伝えるとパニックになるからとか、番組スポンサーになっている大手食品の意向とか、対中国の国策とか、その他もろもろの理由があるんだと思います。

南米で発生した、歯磨き粉による死亡事故まで行くとさすがにもう止められないでしょうが、日本ではさすがに死亡事故までは至ってないというのも原因でしょう。
健康被害は緩やかなレベルで進行していくから、何か病気になっても食品に含まれている毒素だとはなかなか判断できないでしょう。

だいたいこういうことって、マスコミが止められないほどセンセーショナルな事件・事故でも起こらない限り、大きなムーブメントは起きないでしょう。
そしてそれが起こったときには、次々と壊滅的なイメージ悪化が起きて、食への安全が急速に見直されるようになるはずです。

それまでは意識して中国産食品を避けておくしかないですね。
せめて自分だけは被害者にならないように。

だいたい、ここまで中国産食品を蔓延させてしまった理由は僕らにあるんですから。
あまり大きな声で批判することもできません。

今日の「検索ちゃん」

ちょっとさっきやってるのを見てたんだけど
キーワード「新横綱」って…どんだけ民衆を愚弄すんだろうと呆れました。

相撲は今、ニュースに事欠かない状態です。
リンチ殺人はあったし、八百長問題はあったし、新弟子が0なんでしょ?
相撲に対する心象は最悪ですよ。みんなもうどうでもいいと思ってて、関心なんて無いはず。

だからこそ相撲を取り上げたんでしょうね。
ネットで話題のキーワード「新横綱
そんなの話題になってるわけ無いのに、テレビのバラエティー番組で取り上げて、少なくともマイナスのイメージが無い、罪の無いクイズで取り上げて相撲の印象を好転させる作戦。

あまりに姑息でびっくりです。
相撲なんてどうでもいいけど、そういうのに加担してる民放バラエティーなんて消えて無くなれ。
そんな体制寄りの仕事するなら、「検索ちゃん」なんて名前付けんな。

そろそろテレビという既得権益についても見直す必要があるんじゃないですかね。
中立のメディアという印象からは程遠いです。
消えろ。

日本人の「衣食」は足りているのか

毎日のように報道される凶悪犯罪、目を覆いたくなるような事件事故、企業不祥事、政治不信。
多くの「普通の」人々はもう、こんなニュースを聞き続けることに麻痺し始めて、「またか」の一言で済んでしまう。怒りは一瞬で収まり、次のニュースに気を取られるうちに忘れ去る。

追跡しきれないほどのニュースが溢れていて、そのほとんどはあやふやなまま見過ごされて消えていく。人間の記憶力や集中力は限られてるから、メディアが追跡しないとあっという間にほかのニュースに流されていってしまう。

権力者は人間の「忘却力」を逆手に取り、都合のいいニュースを強調し、都合の悪いニュースには、もっと感情を揺さぶるような、単純に怒りを喚起するようなニュースをぶつけて注意をそらし、忘れさせていく。


仕事に疲れ、ニュースに怒ることに疲れ果て、人々の心は徐々に鈍く、重くなっていく。
社会で起こっていることは自分の日常生活には関係ない。
税金が上がろうと、ワーキングプアが増えようと、社保庁が不祥事を起こそうと、政治家が自殺しようと、失言しようと、誰かが殺されようと、電車が止まろうと…自分の生活になんてぜんぜん関係ない。はっきり言ってくだらない。
そんなことに関心を向けるくらいの力があるくらいなら、自分の生活をもっと充実させることに使ったほうがいい。そんなニュースを追う時間があるくらいなら、その時間を恋人と過ごす時間に充てる。趣味の時間に充てる。睡眠時間に充てる。


少しずつ鈍くなっていく人々の集団は、もうほかの人を気遣う余裕が無くなっている。
満員電車のぎゅうぎゅう詰めの車内で、わずかな自分の場所を確保しようと汲々している。
人が溢れる街中では、多くの他人は単なる障害物でしかない。
道路の上も同様。車はほかの車の障害物でしかなくなっている。
そんな僕らの周りには、少しでも小銭を吐き出させようと企業CMが取り巻いている。
それは自分が出した広告だ。他人が出した広告だ。


心を閉ざし始めた人々は会社に向かうと、わずかばかりの給料を得るために、心身を削って働く。
ぎりぎり生き抜くだけの給料しかもらえないし、これは大きな搾取のシステムなのに、そこから逃れる術が無いから、働くしかない。
富める者が富み、貧する者はますます貧していく。しかしまだ、自分はワーキングプアに分類されないことを幸いだと感じている。生活が安定していることが幸せだと覚えこまされているから、現状で満足するように自分を騙し続ける。
心のどこかでは気づいている。これはもう取り返しがつかないほど間違っていることを。そして自分の人生は一度しかないことを。しかしその考えは一瞬浮かんでもまたすぐに日常に埋没してしまう。


思考を剥ぎ取られ、経済力を剥ぎ取られ、政治への関心さえ薄くなった僕らは、人間同士との関係性まで希薄化させてしまった。
もう頼れるものは自分しかいないのに、自分は頼りにならない存在になってしまった。
生きることだけに精一杯の存在になってしまった。
何もかも足りないから、僕らは「礼節」まで失ってしまった。

ほんとに水って燃えるのかな?

フロリダのサニベル島に住むJohn Kanziusはガン治療のためのラジオ波発生装置をテストしていたら、この装置によって塩水がろうそくのように火をともすことを偶然発見したとのこと。

これは、水を電気分解して水素を取り出して、それを燃やして水に還元するってことでは…ないんですかね?もしそうならエネルギーとしては使えないか。

これがほんとで、実用化されて、エネルギー問題が解決だ!なんてことになったら、世界経済は大混乱しますねぇ。となると、これは実用化されないってことでしょうね、きっと。

気味が悪い自殺の連鎖…

松岡逮捕は絶対にない。


そのまえに彼は、自殺するか、突然死する。

2chに今回の松岡農相の自殺を予見する書き込みがあったそうです。
関係者と思われる人物もあと2人が自殺し、これで死者は3名となりました。今後も…。

緑資源の不正献金で特捜部が捜査していて、もうすぐ松岡農相も逮捕が近かったそうで、今回の自殺で事件の全容は闇の中に葬られるといった報道が目立ちます。

日本では「死人にくちなし」とかいって「死者に鞭打つ」のを忌避する傾向があります。
しかし、こういう場合おそらく、さらなる巨悪がいるからこそ、口封じをしたんだと思います。
ここで追求の手を緩めては、本当の闇は明かされず、悪人がのうのうと生き延びることになります。

検察が証拠資料を紛失したりと、大きな力が働いているんだろうと思われますが、それに屈せず、ぜひこの巨悪の全容を暴いてもらいたいと思います。